10.2号カルチャー 驚異のバランス 写真家がマカハビーチで捉えた機敏かつ優雅なハワイ発祥の革新的なスポーツ、タンデムサーフィン。 文 マシュー・デニーフ 写真 ジョサイア・パターソン シェアする 2人乗りサーフィン シーズン 2 エピソード 1 エピソードを見る タンデムサーフィンとは、通常男女2人組で波に乗るスポーツだ。1930年代にワイキキのビーチボーイズや観光客の間で流行したタンデムサーフィンは、古代ハワイの伝説によるとハワイではずっと昔から一般的に楽しまれていたという。タンデムサーフィンのメッカとされるマカハでは、女性がパートナーの肩の上に片足で立 ったり、彼の周りをくるっと一周するといったスリル溢れる妙技が繰り広げられる。 タンデムサーフィンにおいて必須かつ難易度が高いのが、男性が女性の体を空中に持ち上げ、女性が空を飛ぶ白鳥のポーズをとる技だ。デューク・カハナモクさんは著書『デューク・カハナモクのサーフィンの世界』の中で、「サーフィン大会の質を向上する女性たちの大胆ともいえる貢献は高い評価に値する」と書いている。 世界ランキングトップのタンデムサーファーの一人、ジョーダン・パターソンさんと妹のケアラ・パターソンさん。 選手の情熱と創造力が数多くの技を生むタンデムサーフィンは、ここ数十年で完成度の高いスポーツに成長した。タンデムサーフィンのデュオは、クラシックな技を独自にアレンジすることで競技の限界に挑み、観客を沸かせている。 その他のストーリー 巻頭に戻る
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